ギタリストのためのコード理論講座

良く使うコード進行

コード進行のパターンは無数にありますが、中でも頻繁に登場する定番の進行があり、これらを覚えておくと耳コピや作曲の役に立ちます。

循環コード

「循環コード」はポップス、J-POP、ジャズなどジャンルを問わず頻繁に登場します。
「T-T(代理)-SD-D」を元にした進行で代表的なものは次の二つです。

(1)I-VIm7-IIm7-V7

(イチ、ロク、ニー、ゴーと呼ばれます)

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(2)I-IIIm7-IIm7-V7

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応用として、

(3)I-I#dim-IIm7-V7

というのもあります。ルートが「I-I#-II」と半音進行になり滑らかな進行になります。

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※このようにコードの間を埋める「踏み台」的なディミニッシュの使い方を「パッシング・ディミニッシュ」と言います。

クリシェ

コードの内声が半音で変化する進行で特にバラード系で良く使われます。

色んなパターンがありますが、分かりやすいものでは I-Imaj7-I7-IV があります。(「愛しのエリ-」の歌い出しの部分が有名ですね。)

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ベース音の進行

クリシェと似たものでコードの転回を使ってベース音を順に下げていく進行もあります。

例えば

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「ドシラソファミレ」はい、1オクターブ使ってしまいました。

これは極端な例ですが、これに近い進行はたくさんあります。

プロコル・ハルムの「青い影」やパーシー・スレッジの「男が女を愛する時」など定番バラードで良く使われています。

良く使うコード進行のまとめ

上に紹介した進行は、非常によく使われるものです。
覚えておくと耳コピの時便利です!

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この記事を書いた人

12才よりギターを始めキャリアは30年以上。
20代半ばでブルースに目覚め、集めたCDは100枚以上。

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