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フォーク・リバイバル

1930年代民謡研究家の手によってアメリカ南部の伝承的な音楽が収集されはじめたのが、そもそもの始まりだ。
そこに歌われていた主に労働歌であり、皮肉たっぷりの風刺であった。
これらはウディ・ガスリーやその影響を受けたピート・シーガーらの手によって伝えられ、大恐慌の後遺症に苦しむ民衆に受け入れられた。

フォークという音楽にはそれまでと違う大きな特長があった。
それは「自分たちのことを自分たちの言葉で歌い、自分たちで演奏する」ということ。

それまで音楽というのは作者と演奏家がはっきりと区別されそれぞれのプロにより作られるものであった。
現在では当たり前になり、「シンガー・ソング・ライター」という言葉さえ死語になっているが、このムーブメントが無ければビートルズの登場も危ぶまれたかもしれない。

戦後1950年代~1960年代、公民権運動やベトナム反戦運動とシンクロしながらプロテスト・ソングとして発展する一方、素朴なメロディーと手軽な演奏形態とも相まってフォーク・リバイバルは世界中で一大ブームを呼ぶことになる。

日本にフォーク・ブームが訪れるのは1950年代の終わりから1960年代初頭、キングストン・トリオの「トム・ドゥーリー」のヒットがきっかけでブラザース・フォーなどのコピーバンドが流行する。
時は「アイビー・ブーム」真っ只中。フォークもまたファッションとして東京の学生たちの間で最初のブームを呼んだ。

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