ボトルネック奏法とは?

ブルースにつきもののボトルネック奏法。一見難解そうですが、コツを覚えれば意外と簡単なのです。

ボトルネック・ギターとは?

いわゆるスライド奏法のことです。
スライドバーをバーボンの酒瓶の首の部分を切り取って作ったことからそう呼ばれるようになりました。

酒瓶以外にも牛のあばら骨を削ったり、水道の鉛管を切り取ったり、小さな薬瓶を使ったりといろいろな工夫がされてきました。
中にはジャックナイフの背の部分を使ったり、zippoのライターを使うプレイヤーもいます。

現在は市販の物で充分ですが、ガラス製は音が丸く、金属製はキンキンした感じになります。好みで選びましょう。

初心者には肉厚で重いものの方が弾き易いみたいです。
長さもソロフレーズ用の短いものもありますが、まずは6弦カバー出来る普通の長さの物を用意しよう。

今のギターで大丈夫?

スチール弦の物なら何でも良いです。

プロはドブロやナショナルなどのリゾネイト・ギターを使いますが、特にこだわる必要はありません。ガット・ギター(クラシック・ギター)以外ならOKです。

面白いことに、「ネックの幅が広い、弦高が高い、弦のテンションが高い」といった、一般に弾きにくいギターの方がスライド奏法には向いています(笑)。

使わなくなったお父さんのフォークギターをスライド用にするのも良いですね。

弦高が低すぎる場合はブリッジバーの下に細く切ったボール紙などを敷いて調節しよう。 ナット側につけるエクステンション・ナットも市販されていますがコードが押さえられないので一般的ではありません。

弦は特別なもの?

スライド用に巻弦の表面がフラットになった専用弦もあるようですが普通の物で大丈夫。

ただし、テンションが低いとかえって余計な力が入るので、1弦が「.012」以上の物を使いましょう。できればミディアムゲージ位が良いです。

フォーム

スライド・バーは小指または薬指の第2関節くらいまで差し込みます。あまり奥まで入れると他の指が使いにくくなります。

小指にはめたら薬指で挟むようにすると安定します。(薬指の時は中指で)

ブカブカして抜け落ちそうならティッシュやゴムチューブなどを詰めると良いです。

他の指でノイズを消すように軽く弦に触れておくと良いでしょう。

左手の親指はネックの裏側に軽く触れる程度に。
通常と違って左手でギターを支えると動きが悪くなりますので右腕でしっかり支えるようにしましょう。
ヘッドもいくぶん持ち上げぎみにすると左手が楽になります。

ボトルネック奏法は簡単なのだ!

ボトルネックで演奏する場合、通常オープンチューニングを使いますが、こいつがスライド奏法を取っ付きにくくしている元凶なんですねえ。

ボトルネックの使い方そのものはいたって簡単です。
逆にいえばオープンチューニングの特長さえ覚えてしまえば誰でも、むしろ通常の奏法より簡単にブルースが弾けてしまいます。