楽器挫折者救済合宿
TVなどでたびたび取り上げられているのでご存知の方も多いかもしれませんが、著者の「きりばやしひろき」さんは、3日間でどんな素人も楽器を弾けるようにしてしまう「楽器挫折者救済合宿」の主催者です。
僕がはじめて知ったのも実はテレビの特集で、「どういう風に教えているのだろう」と興味しんしんでした。(本当に本になるのを待ち望んでいました。)
当サイトでも「超初心者のためのギター入門講座」で「思い込み」を取り払って、「音を楽しめば」ギターは弾けるという実験してみたのですが、実際この本を手にとってみて、ギターが弾けない人の「勘違い」をあらためて確信しました。
- 六つの弦全ての音を出さないといけない。
- ハ長調から覚えないといけない。
- Fが押さえられないと曲が弾けない。
全て間違いです
省略コードを使い、バレーコードの出てこない調を選べば、たった4つか5つのコードを覚えるだけで何百曲と弾けるようになります。
さらにもう一つ、とても大事なことは
出している音を音楽として楽しんでいるか?
ということです。
この本では「A HARD DAYS NIGHT(ビートルズ)」のイントロ「じゃ~~ん」という音を弾くことからはじめています。
僕の経験では最初に出した音を「音楽」として感動した人は、間違いなくギターをマスターします。(僕の場合は「雪山賛歌」でした^^;)
逆に「ドレミファ・・」のような音階練習などからはじめた人はすぐに辞めてしまう確率が高いですね。
昔出来なくてあきらめた方や、何よりもこれからギターを始めようとしている入門者の方は是非読んでみてください。
そして「音楽を演奏することの楽しさ」に気づいてください。
この本は★★★★★だと思います。
心からオススメです。
こちらもどうぞ → a-ki’s factory「超初心者のためのギター入門講座」