セッションズ・フォー・ロバート・J
2004年に発表された「Me AND MR JOHNSON」の続編。というより別セッションといったほうがいいのかな
今回はCDとセッションリハーサルの模様を収めたDVDのカップリングで発売されました。
作品としてはCDがメインということなのでしょうけど、見ている立場ではDVDだけでも良かったかな、と思います。
1時間半に及ぶボリュームで生々しいリハの模様を収めてあり、変なライブテイクの映像よりよほど興味深いものがありました。
DVDの構成は4部に分かれており、ロンドンツアーのリハ、クロスロード・コンサート直近のリハなどが収められています。
中でも興味深いのが、ロバートジョンソンがレコーディングしたダラスのスタジオでのセッションIIIとサンタモニカのホテルの一室で行われたセッションIV。
IIIではアンディー・フェアウエザー・ローに代わって加入したギタリスト「ドイル・ブラムホールII」と二人きりでアコースティック・セッション。
このドイル・ブラムホールIIっていうギタリスト変則レフティーでスライドも使いこなします。なかなか良いですよ。
IVではクラプトン一人きりの弾き語り。前作の「Me AND・・・」ではオールバンド・サウンドだったので、アンプラグド以来のファンとしては、「こういうのが聞きたかったんだよね。」というのが正直な感想です。
クラプトンが初期からレパートリーにしている「Ramblin’On my Mind」の弾き語りや「Love In Vain」など一曲一曲指の動きを確かめながら忠実にロバジョンの奏法を再現しようとする姿に、かつてのギター少年の面影が見え隠れします。
ロックからルーツを求めてRJにたどり着いた熱い思いを語ってました。「クロスロード伝説」に対する見解とか面白いです。
エリック・クラプトンが幼い日にあこがれたロバート・ジョンソンのカバー・アルバム「ジョンソン・プロジェクト」第一弾。
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