ロニー・ジョンソンの名盤感想

ロニー・ジョンソンが一番活躍した1925年から1932年にかけて録音された音源。
同じアコースティック・ブルーズでも軽やかで聞きやすいと思います。
デルタ・ブルーズの泥臭さが受け付けない人にも十分おすすめ出来ます。
テキサス・アレキサンダーのバックをつとめた時の音源や、エディ・ラングとのギターデュオなどバラエティーに富んだ内容です。
(エディ・ラングは白人のジャズ・ギタリストで、当時は黒人と白人が一緒にプレイすることはほとんど無かったそうです。)
当時としては珍しい単音のギターソロ、特に12弦ギターを使ったソロなどは聞き所ですね。
ギタリストには是非聞いて頂きたい1枚です。

もう1枚選ぶなら1960年のカムバックの際吹き込まれた「BLUES & BALLADS」が最高!
当初、純粋なブルースアルバムに仕上がる予定でしたが、ロニーが勝手に歌い始めたバラードがあまりにも素晴らしく、そのまま数曲を追加してレコーディングが続けられました。
彼のボーカルって本当に良いんですよね。
彼にとっての最大の不幸は、通過点に過ぎなかったブルーズが過剰に評価されたことがだったのかもしれません。
■ロニー・ジョンソンってだれやねん。という人は↓